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ウイルス不活化試験
試験機関:一般財団法人 北里環境科学センター ウイルス部ウイルス課
ウイルス不活化試験の方法は以下の通りである。

ウイルスは細胞がなければ増殖できない。ウイルスが不活化(感染力が無い)した場合,細胞内で増殖できないため,細胞は生き残る。一方,感染力を有している場合は,細胞内で増殖して細胞が死滅する。
この原理を応用したのが,ウイルス不活化の試験方法だ。詳細は複雑なため省略するが,以下のように理解していただきたい。
セラミック水で不活化できた場合,感染力が減るため死細胞数が少なく(生細胞数が多く)なる。逆に不活化効果が無い場合は,感染力があり死細胞数が多く(生細胞数が少なく)なる。このようにして,死細胞数カウントからウイルス感染価を求める。対照(コントロール)と比較して,ウイルス個数が1/1000以下になれば不活化効果有りと判定する。

図の青線は対照(コントロール),緑線は・OHしか出ないセラミック水の場合,赤線は・OH と・CH3の両ラジカルが発生するセラミック水の結果だ。今回,感染予防として加湿器による空間噴霧を行うのは後者のセラミック水である。
48時間後の感染力だが,・OHしか出ないセラミック水の場合はウイルスが1/10しか下がらない。これではウイルス不活化効果有りと判定できない。
一方,・OH と・CH3の両ラジカルが発生するセラミック水の場合,48時間後には1/1550まで減少しており,ウイルス不活化効果有りと判定できた。
この試験により各ラジカルの寄与も検証できた。・OHのみでは約1/10,・CH3のみでは約1/100であることから,両ラジカルが存在するセラミック水では1/1000(1/10×1/100)となり,このセラミック水を使用すれば感染予防効果の高いことが分かる。